輝勢会は令和7年1月17日~19日にかけて行政視察を行いました
鹿児島県指宿市「池田湖周辺における観光地整備事業」
観光客や市民が池田湖や開聞岳の眺望を満喫できるよう、鹿児島県の魅力ある観光地づくり事業の採択を受け、池田湖周辺における観光地整備を進めています。令和3年度以降、観光施設や公衆トイレの新築工事、広場や駐車場の整備工事を進められています。
これまで通過のみであった当該エリアにおいて、観光客に立ち止まってもらうための施設のメインとなるIKEDAKO PAX(いけだ湖パクス)の整備にあたって、経緯と考え方や整備効果(周辺商工観光に及ぼした影響等)について調査させていただきました。






鹿児島県南九州市「知覧特攻平和会館」
知覧特攻平和会館は、第二次世界大戦末期に特攻基地として使用された知覧飛行場の歴史を後世に伝え、平和の尊さを学ぶ場として、平成5年(1993年)に設立されました。ここには、沖縄戦で出撃した陸軍特攻隊員の遺書や遺品、写真、戦闘機の残骸などが展示されており、特攻隊員がどのような思いで戦場に向かったのかを知ることができます。
現在、同館では学校教育の一環として修学旅行や社会科見学の受け入れを積極的に行い、若い世代に戦争の悲惨さと平和の大切さを伝える活動を続けています。また、映像資料の充実や講話プログラムの強化を通じて、より多くの人々が戦争の実相を学び、平和について考える機会を提供しています。(草津市の小学校も順番に知覧へ児童を派遣し平和学習の機会をもっています)
今回の視察では、知覧特攻平和会館の果たす役割と、平和学習に対する現在の取り組みについて詳しく学ぶことができ、今の時代に合った学び方を含めた人権政策につながる貴重な調査でした。






佐賀県鳥栖市「サザン鳥栖クロスパーク開発事業」
鳥栖市では、産業立地に適した大規模な用地が不足しており、移転や進出を希望する事業者ニーズに十分応えられていない状況にあります。そこで、現在整備が進められている小郡鳥栖南スマートインターチェンジの周辺を新たな産業用地として開発する計画が進行中です。
この開発にあたっては、事業者ニーズに迅速に対応する必要があることから、「地域未来投資促進法(地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律)」を活用し、民間の活力を取り入れながら、スピード感を持った産業用地の創出を目指しています。
今回の視察では、鳥栖市の産業振興に向けた具体的な取り組みや、地域経済の活性化に向けた戦略について詳しく学ぶことができ、視察を通じて得た知見を整理し、草津市の課題でもある今後の産業誘致政策のあり方について考察していきます。




